燕岳(2763m)       GPS登山地図の表示


登山日2012年9月24日 (月) 雨のち曇り   メンバー 私  所要時間 9時間55分

中房温泉第2駐車場5:50→中房温泉登山口6:00→第1ベンチ6:30→第2ベンチ6:50→第3ベンチ7:25→富士見ベンチ7:55→8:20合戦小屋8:40→9:50燕山荘10:06→燕岳10:35→北燕岳→東沢乗越下降点10:55→12:20東沢乗越12:35→13:20西大ホラ沢出合13:30→破損堰堤13:40→ブナ平14:30→中房温泉15:30→中房温泉登山口15:35→中房温泉第2駐車場15:45


歩行距離 15.6km 累計標高(+-)1754m

トイレ 中房温泉、合戦小屋、燕山荘、第1駐車場

(大阪府寝屋川市から)

 往路 4時間20分(梓川SAまで、名神自動車道、中央自動車道、長野自動車道を利用)

   復路 6時間0分(名神自動車道、中央自動車道、長野自動車道を利用)

今回は、5年振りに三股から登る計画で大阪を22日土曜日の夜に出発。計画では常念岳に登り、常念小屋にテントを設営し、そこをベースに翌日、大天井岳から燕岳までのピストンで、3日目に蝶ヶ岳経由で下山する計画であったが、中央自動車道で長野県内に入ると雨が激しくなり50km規制。梓川SAで仮眠をするがとても激しい雨。登山開始予定の翌朝13日日曜日は、雨が激しく降り続け、山歩きをする気分になれず梓川SAで待機。ここで大町に住んでいたことのある山仲間に連絡を入れ、雨でも登れる山は無いかと相談をすると、中房温泉から燕岳は雨が降っていても安心、夜中でも歩けそうな道なので、燕山荘に泊り、翌日に餓鬼岳小屋に宿泊し中房温泉に下山というルートの提案。

結果、気乗りしなかったが、取りあえず車を中房温泉へ移動。到着時点で周辺駐車場は超満員で道路沿いの路肩にも車がいっぱい。雨具を付けた登山者が大勢下山してくる。私は気乗りせず出発も遅れているのに、山登りの好きな方がとても多い。

私は、ウロウロして結局歩き始めたのが12時過ぎ、しかし登山口近くまで歩いて、雨が強く登ることを諦め、温泉へ。結果登山開始予定日は歩かず、その日は車中泊。

翌日、テント泊は諦め餓鬼岳小屋に小屋泊りに変更して歩くことに。

翌朝の24日、70リットルのザックからテントだけを抜き取り登山を開始。

途中で気が付いたが、テントはザックから抜いたものの、テントポール、寝袋、テントシート、ペグ、シュラフカバー、エアーマット、テント泊用食料などはザックに入れたままだったので、2kgほど重量が減っただけのザックで、登山を開始していた。そして東沢乗越で11時ごろまでに到着出来なければ、下山することを決め出発。


第2駐車場から第1駐車場の横を通って中房温泉登山口に向って雨の中歩く 中房温泉登山口に到着。ここから左手に曲がり燕山荘に向って歩く 整備された登山道を登って行くと最初にあるベンチ、第1ベンチに到着
登山者が多く踏み固められた広い登山道である 第1ベンチからしばらく歩いて行くと第2ベンチに 第2ベンチから第3ベンチに向うが早くも下山者が、山小屋泊りの方の早朝下山だろう

第3ベンチに到着。この山はテント泊姿の登山者多い

雨が降っているので、全員雨具にザックカバーを付けての登山」

80リットル程度の大きなザックの3人組の若者に追い抜かれる
富士見ベンチに到着。ここから富士山が見えるらしいが天候が悪いため近くの山も見えない 急な登山道も合戦小屋まで10分の表示が現れると緩くなる。北アルプス3大急登と言われているが、それほどの勾配でもない 合戦小屋に到着。雨が降っているため、外のベンチには誰も居らず、全員が屋根のある建物内のベンチに
合戦小屋には多くの雨具を付けた登山者、休憩後燕山荘に向け出発 合戦小屋を過ぎると緩やかな登山道に変わる
合戦小屋を過ぎると、雨もやみかけてきたので雨具を脱ぎ、歩き始めると、紅葉が始まった木々が現れ始める 合戦尾根から餓鬼岳、東沢岳方面の山も微かに見え始める
合戦沢の頭から天候が良ければ燕岳と稜線、遠方に鹿島槍ヶ岳など、八ヶ岳と富士山、浅間山などを望むことができるのだが

合戦沢の頭付近の紅葉

合戦沢の頭から再び少し急な登りとなるが善歩には燕山荘や燕岳が

整備された合戦尾根の登山道 燕山荘のテン場に到着。テント泊姿の登山者を見かけるがテント場にはテントの設営は無い
燕山荘は大きな山荘である

山荘前で休憩した後、燕岳に向って歩く

燕山荘から燕岳に向けて、花崗岩の稜線を進む 振り返ると燕山荘が小さく見える
前方には燕岳が 燕岳の山頂が近づいてきた
メガネ岩やイルカ岩など奇岩が 前方には燕岳の山頂が
燕岳山頂には5,6組の登山者が、しかしここから先は誰一人登山者の姿を見ることは無かった 燕岳山頂では展望もなく小雨の中、風が吹いているので休憩もせず北燕岳へ向かう、振り返ると燕岳の山頂が
北燕岳へ向かうがガスが掛かり展望がない 北燕岳周辺の紅葉
濃いガスがかかったり、一瞬がすが薄くなったりの繰り返しで、一瞬、周辺の景色を見ることが出来る 花崗岩の尖峰、迫力のある稜線である

鋭い形の北燕岳

振り返ると北燕岳が

北燕岳稜線で本日、一瞬であったが最高の天気に 北燕岳稜線
白いのは雪ではなく花崗岩のザレです 東沢乗越下降点から餓鬼岳に向って一気に下って行く
東沢登山道は、いつになったら東沢乗越からの登りになるのだろうかと思いながら何処までも下りが続き、途中で予定時間も大きくオーバーしてしまい歩く気力も無くなってくる 誰一人出会うことのない登山道を紅葉を見ながら東沢乗越へと下って行く 東沢乗越に予定到着時間より1時間30分も遅れ到着したため、当初予定の餓鬼岳には向わず、下山することに
西大ホラ沢出合に向って下って行く 西大ホラ沢出合から渡渉が6回ほどあり、沢から外れた登山道を歩くと山ヒルが上からポトリポトリと落ちてくる ブナ平を過ぎると吊り橋が見えてくる
つり橋を渡り、更に沢沿いに下って行く。今回、何度も山ヒルがくっついたが気が付くのが早く、被害に遭うことは無かった 中房温泉の宿泊施設と宿泊者用の温泉が 中房温泉登山口に到着

今回下山に使った東沢登山道は荒れていて、沢から外れる道では滑りやすく、またその付近には山ヒルが多くいるようで、手の甲に3回、腕に2回落ちてきたが、早く気が付いたのと、スパッツ、ザックカバーを付けたままだったので、被害に遭うことなく下山でした。

またテント泊で履いている片足重量1090gの登山靴は車に残し、軽い普段近畿の山の日帰りで使用している片足重量720gの軽い底の薄い登山靴に履き替えてしまったことが、逆に足の裏への負荷がかかり靴ずれを起こしてしまった可能性がある、

今回の登山ではすっかり疲れてしまったが、駐車場まで戻り、再び車で登山口まで戻って温泉に入り、今回の登山を終える。ここ中房温泉の湯はとても良い湯で、疲れを取ることが出来た。安曇野の町まで戻り蕎麦屋でそばを食べながら翌日の行動を考えるが、靴ずれが起こっているので山歩きは諦め大阪に帰ることに決め、深夜割引を活用するため、のんびりと車を走らせ大阪に戻る


山で出会った花


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