奥大日岳(2605m)獅子岳(2714m)浄土山(2831m)龍王岳(2872m)

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登山日2008年07月24日 (木)〜26日(土)    メンバー 私と同僚

(1日目)室堂ターミナル13:35→ミクリガ池13:50→みくりが池温泉14:00→地獄谷14:20→ロッジ立山連峰→雷鳥沢ヒュッテ14:45→雷鳥沢野営場14:50

(2日目)雷鳥沢野営場5:40→雷鳥荘→血の池→山崎カール6:15→みくりが池→室堂(室堂平)6:35→立山カルデラ展望台分岐7:40→浄土山→富山大研究室8:35→龍王岳→鬼岳東面9:20→獅子岳10:35→折り返し→獅子岳11:25→富山大研究室13:50一ノ越14:20→野営場16:15

(3日目)雷鳥沢野営場6:00→剣岳分岐6:10→剱御前分岐6:35→8:25奥大日岳8:50剱御前分岐10:30→雷鳥沢野営場10:55→(昼食)→雷鳥沢野営場13:20→雷鳥荘13:50→血の池14:00→14:15山崎カール14:15→みくりが池→室堂ターミナル14:40


(1日目)歩行距離 1.96km 累計標高(+)54m  (-)205m 所要時間 1時間15分

(2日目)歩行距離 13.09km 累計標高(+-)1464m 所要時間 10時間35分

(3日目)歩行距離 9.21km 累計標高(+)881m  (-)684m 所要時間 4時間55分+1時間20分

(3日間計)歩行距離 24.29km 累計標高(+-)2399m 

往路 大阪府寝屋川市から富山市まで4時間0分、スーパーで食料品調達後2時間50分で室堂ターミナル

 復路 2時間30分(西名阪道路・八幡市経由)


早朝、京都に住んでいる同僚に寝屋川まで迎えに来てもらい、京都巨椋インタ−から京滋バイパスで名神自動車道に入り北陸自動車道を利用し富山ICで降り、富山市内のスーパーに寄るが開店が10時なので30分ほど待って食料調達後、立山ケーブル立山駅に向け車を走らせ駅前の無料駐車場に車を停める。

今回は雷鳥沢キャンプ場にテントを張り、五色ヶ原と奥大日岳をピストンする計画である


立山駅から美女平まで立山ケーブルで登り、美女平から室堂ターミナルまでバスで移動、バスは10kg以上の荷物は300円の料金がかかる。料金は払う必要のある登山者は私たちだけであった。係員の方は重量の確認もなしに見た目ではるかにオーバーしていると感じ、荷物券の販売を

室堂ターミナルの建物を出ると目の前に「立山玉殿の湧水」が流れ出している。とても冷たくておいしい水である。帰るときには、ここで2リットルのペットボトル2本と500ミリリットルのペットボトル2本に水を入れお土産に持ち帰った。おかげでザックの重量はとても重たくなってしまった

室堂ターミナルから、みくりが池を経由し雷鳥平のキャンプ場へと下って行く。みくりが池までは多くの観光客が、しかし天候が悪く展望がない

途中、ライチョウの親子がお出迎え

みくりが池。周囲には少し雪が残っており澄んだきれいな水である

みくりが池を過ぎると、みくりが池温泉の建物が見える

みくりが池温泉前を左手の地獄谷へと下る

20年以上前に家族で黒部周辺を散策した時の写真 20年以上前の立山も同じように残雪が

みくりが池温泉手前の分岐を左に下り地獄谷へと向かう

地獄谷は硫黄の臭いがきつく、

有毒毒ガスが噴煙している地獄谷。翌日の早朝は有毒ガスの濃度が濃く通行止めとなっていた

地獄谷を通り過ぎキャンプをする雷鳥沢野営場へと向かう

ロッジ立山連峰が見えてくると雷鳥沢野営場が見える。今年は残雪が多い

雷鳥沢ヒュッテの目の前には雷鳥沢野営場のキャンプ場が

雷鳥沢のテントを張っている野営場の目の前にはスキーヤーが大勢滑り降りている

雷鳥沢野営場事務所にある水道。常時水を流しており、雪解けの水なのかとても冷たい、外にも水場がある

雷鳥沢野営場の全景。テント設営後、隣の雷鳥沢ヒュッテへ行き、温泉に。毎日温泉に入れる素晴らしいキャンプ場である。画像右に見えているのが雷鳥沢ヒュッテ、画像には入っていないが画像の直ぐその右にはロッジ立山連峰。いずれも日帰り入浴が可能な温泉である。このキャンプ場横の温泉以外にもみくりが池温泉雷鳥荘の温泉がある

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テントサイトで焼き肉で宴会をしていると周囲が暗くなってきた

2日目、起きると天候が悪そうである。しかし予定通り室堂から五色ヶ原に向け歩きだす

天気が悪くガスがかかり10mほど先が見えなく、ルートを見落としやすくなる

立山カルデラ展望台分岐から雪渓を横断する時に視界が数メートルなので方向を間違い目印のポイントから外れる。途中で他の写真の登山者と出遭うが、ルートが判らないので引き返すという。GPSで確認すると浄土山は近いのでGPSの方向に向かって歩くことに GPSを頼りに歩きだすと20mほど先に正規のルートを発見。晴れていれば全く問題の無いことであるが、視界が利かないのでペンキを見落とさないよう慎重に歩く。また所々ではご覧のような雪渓を越え、獅子岳へと向かく。この雪渓は日本最大の氷河跡といわれている 獅子岳の山頂。ここまで来ると少しガスは少なくなって来たが、それでも50m先は見えない状況である。ここからザラ峠まで下り登り返して五色ヶ原まで行くピストンの予定であったが、展望が望めないことや時間てな問題もあり、ザラ峠手前で引き返す
獅子岳からはザラ峠に向かって下りが続く 途中の登山道脇には高山植物がいっぱい咲いているが、四回が悪く景色が見れない 再びザラ峠手前から獅子岳に戻ってきた。ガスのため写真も奇麗に写らない

シナノキンバイが咲き誇る雪渓の横を歩き室堂へと引き返す

少し視界が開けだし、雪渓の先には黒部湖が見えるようになる

少し天候が回復しかけたが、再びガスに覆われ出し展望が利かない、景色を見ることのない山歩きを、再び鬼岳付近の雪渓へ
獅子岳を過ぎてから登山者の数も増えだし、団体さんンも何組か五色ヶ原目指して歩かれている 再び何ヵ所かの雪渓を横断しながら室堂に引き返す
雪渓の中央に歩いた跡がまっすぐに 雪渓
雪渓 鬼嶽付近から雷雨が激しくなってきた

今年は例年以上に雪が残っている情報も事前にあったので、6本爪の軽アイゼンを持参したが、ストックだけで対応することが出来た

団体のグループは引率責任もあるのかリーダーの指示で装着して歩かれているグループもあった

鬼岳から龍王岳付近を雨具を着ての登山
富山大研究室の建物のある場所まで戻ってきた。ここからは来た道とは違う一の越山荘へと向かう 一の越山荘に到着。激しい雷雨でカメラのレンズは水滴が付き曇ってしまっている 日本最古の立山室堂山荘方面に向かって歩きだすが、直ぐに右手に入り雷鳥沢キャンプ場への近道の登山道で下る
雷雨の中を雪渓や荒れた登山道を下ったので、逆に時間がかかって途中膝あたりまで増水した沢などを渡りキャンプ場に到着。 3日目も朝起きると天候が悪そう。4時に起きたが、気乗りもせず6時にやっとキャンプ場を出発し予定通り奥大日岳に登るため登山を開始 キャンプ場傍の橋を渡り、歩き始めると直ぐに歩きやすい木道の道となる
今日、雪渓の上を歩くのは我々が最初らしい。視界も悪く滑りやすそうなので慎重に歩く。下山時にはアイゼンを装着しなければと思いながら奥大日岳に向かって歩く 奥大日岳に到着。ガスがかかったままで展望はない。しばらく山頂で雲の切れるのを待ったが期待できず下山する 下山していると続々と登山者が登ってくる。途中雷鳥の親子8羽の姿を見る
キャンプを張った場所が確認できる位置まで下って来た。この辺りから団体さんが多く奥大日岳へと向かって歩かれている キャンプ場が見えだす位置まで下って来たら天候も良くなり始め、遠くの景色が見えだす 眼下にはテントを張っている雷鳥沢野営場や地獄谷が見える

雷鳥沢野営場や地獄谷が、そして山荘の建物もはっきりと見えてきた

雪渓を歩く同僚、やっと青空が、しかし剱岳をみることなく下山となった

雪渓の先には木道が見えてきたので、テントサイトは目の前だ

雷鳥沢野営場のテント場に到着。新たに朝よりもテントが増えている

同僚のテントの向こうには黄色いマイテント

昼食後、濡れたテントが乾いたのでザックに詰め、帰路に就くため室堂ターミナルに向かって歩く

帰りは雷鳥荘に向かって登って行く。 振り返ると雷鳥沢のテントサイトが
見下ろすとテントサイトが、段々と小さくなっていく 一緒に行った同僚

展望の良い場所から、見下ろすと、左手には地獄谷、右手には雷鳥沢野営場が、奥大日岳や剱岳は山頂付近に雲がかかり、すっきりとは見えない

チングルマが咲き乱れる先には赤い血の池が

山崎カールが望める立山山崎山崎圏谷の展望所は人がいっぱいである。天候が良ければ剣も見えるのだが

みくりが池 みくりが池
室堂ターミナル 立山ケーブル

帰りは室堂ターミナル前の「立山玉殿の湧水」をお土産にとペットボトル2リットル2本と500ミリリットル2本に名水を入れ、バスで美女平まで、バスは往復とも300円の荷物代(10kgを超える場合)を支払、ケーブルカーではザックを社外の荷物台車に載せ下山

下山後は、立山方面に来るといつも寄る温泉、立山山麓亀谷温泉に寄った後、大阪に向け富山ICから北陸自動車道から名神自動車道、京滋自動車道と走り大阪に戻る。温泉から出ると日本カモシカがお別れの挨拶をしてくれた

日本カモシカ

山で出会った花

ハクサンボウフウ

ミヤマガラシ

ヨツバシオガマ

チングルマ

イワイチョウ

イワオトギリ

イワイチョウ

ヤマハハコ

オンタデ

チングルマ

コバイケイソウ

エゾシオガマ

コイワカガミ ウサギギク ハクサンイチゲ
ベニバナイチゴ シナノキンバイ ハクサンイチゲ
ツガザクラ ツガザクラ コイワカガミ
ハクサンイチゲ ミヤマクワガタ ハクサンフウロ
ヤチトリカブト ウラジロダテ
イワツメクサ ハクサンイチゲ チングルマ
キバナノコマノツメ シナノキンバイ ショウジョバカマ
チシマギキョウ タカネシオガマ クルマユリ
ツマトリソウ ハクサンボウフウ ミヤマタンポポ
キヌガサソウ アオノツガサクラ ハクサンチドリ
ウラジロナナカマド ミヤマアキノキリンソウ オオバキスミレ
ハクサンシャクナゲ エゾシオガマ ミヤマダイコンソウ

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