常念岳(2857m) 蝶ヶ岳(2677m)   GPS常念岳登山地図の表示


登山日2007年10月06日 (土)から07日(日) 晴れ   メンバー 私  所要時間 16時間40分(2日間計)

(1日目)所要時間 8時間0分

三股駐車場6:45→三股登山口7:00→分岐7:05→迂回路7:25→9:15尾根9:30→12:10前常念岳12:40→常念小屋分岐13:05→常念岳分岐14:00→常念小屋14:45

(2日目)所要時間 8時間40分

常念小屋8:10→三股分岐9:05→9:15常念岳9:35→11:45(2592m)ピーク12:40→蝶槍13:35→蝶ヶ岳ヒュッテ14:20→蝶ヶ岳14:35→テン場14:50→最終ベンチ15:05→16:00蝶沢16:10→まめうち平16:30→力水16:50→登山口17:30→三股駐車場17:45


歩行距離 22.135km 累計標高(+-)2970m

トイレ 駐車場、三股登山口、常念小屋、蝶ヶ岳ヒュッテ

(大阪府寝屋川市から) 往路 4時間0分で長野自動車道豊科IC手前梓川SAまで、寝屋川市から三股駐車場まで距離約380km   復路 6時間30分(深夜割引を利用するため、PA等での休憩時間が長かった)


10月5日に職場の仲間と大型台風が近づいているので台風の話題を話していたが、その時まで北アルプスへ行くことも考えていなかった。しかし天気予報や天気図を見ると連休は台風は大丈夫、しかも土、日は晴れマークが、しかも今は北アルプスでは紅葉シーズン。我慢できず家に帰って夕食後急いで登山の用意をして常念岳目指して車を走らせる

常念岳は2003年8月にも妻と挑戦し、今回とまったく同じコースの常念岳から蝶ヶ岳への反時計周りの周回コース

その時は台風が接近中で台風の進路が逸れる事を祈り登ったが、風雨が激しく途中でリタイヤした苦い体験がある

今回も妻を誘ったが、最近山登りをしていないので体力的に無理とのことで断念。結局1人で登ることになった

8時過ぎに家を出発、第二京阪道路、京滋バイパス、名神自動車道、中央自動車道、長野自動車道と走り下車する豊科IC手前の梓川SAで仮眠、早朝に三股に向け走り6時30分頃に到着


三股の駐車場に着くと連休で天気が良い、しかも紅葉シーズンなので既に駐車場は満車状態である。

どうにか駐車スペースを見つけ、三股の登山口に、登山口で用意しておいた登山届を提出し、登山を開始

登山口から進むと橋があり、渡ると直ぐに分岐がある。左は蝶ヶ岳登山道、右は常念岳登山道へと行く

右側の常念岳ルートを歩き、急な登山道をジグザグに歩き、高度を上げていくと尾根の取り付けに着く

尾根に出てからは緩やかな登山道となり紅葉が始まった樹林界を過ぎると前常念岳が目の前に見える

樹林界を過ぎ岩が露出した登山道を紅葉を見ながら登っていく

展望の良い稜線沿いを登っていく

空は真っ青、展望が期待できると思うと嬉しくなる

高度を上げて行くと蝶ヶ岳の先に前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳が見えてくる

紅葉が始まっているが、ピークには少し早い。今年は例年よりも紅葉のピークは遅そうである

展望の良い登山道からは甲斐駒ヶ岳や北岳の南アルプスや富士山がはっきりと見えている

避難小屋。直ぐ横には前常念岳の山頂部が

前常念岳付近の景色。遠くに水晶岳、大天井岳が

常念小屋への分岐、ここから常念小屋へ歩く予定であったが、途中崩落のため通行止めとなっている 振り返ると前常念岳が、その先には松本の市街地が
稜線では紅葉が始まっているが、ピークはもう少し先、例年なら今が紅葉の最盛期であるが今年は暖かく遅れているのであろう 歩いてきた前常念岳からの稜線、遠くに松本の街が、左手から雲が湧き上がってきているが、直ぐに切れ再び雲が発生、見ていると感動してしまう

稜線を歩いていると槍ヶ岳が

常念小屋への分岐に着いたが、通行止めになっているので、常念岳直下の分岐まで進む
常念岳山頂近くの分岐を常小屋方向に下って行く。眼下に小屋が見えるがなかなか近づかない やっと常念小屋に到着。小屋で手続きをとりテントサイトでテントを設営
テントサイトの一番奥に設営、最も遠いがトイレの近くや通行される場所だと静かに眠れないので、穂高連峰や槍ヶ岳がもっともよく見える位置にテントを張る

モンゲンロートに輝く穂高、槍の峰々

テントが濡れていたので乾かすため太陽が当たるまでテントを畳まないで日干し、結果出発が遅くなった

テン場から見た前穂高岳から槍ヶ岳への景色

常念小屋から見た北穂高岳から槍ヶ岳の山並み。昨日下ってきた石だらけの道を登り常念岳の山頂へと進む 常念岳の山頂は狭いが、360度の展望。人気の山なので多くの登山者が居ると、ゆっくりとは出来ない

常念岳から見た風景。前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳、南岳、大喰岳、槍ヶ岳と北アルプスの名峰が一望できる。南側を見ると焼岳、乗鞍岳がそして東側を見ると富士山、南アルプス、中央アルプスがはっきりと見えている

常念岳の山頂は満員なので、少し下がった位置でゆっくりと景色を鑑賞

蝶ヶ岳側からも大勢の登山者が登ってくる

常念岳の山頂付近でしばらく休憩したあと、蝶ヶ岳に向け下山。振り返ると常念岳の山頂が、真っ青な空に 蝶ヶ岳に向け

槍ヶ岳を見ながらの蝶ヶ岳登山

2512mピーク付近の紅葉

2512mピークを過ぎると樹林界に入り、展望が利かなくなるが、樹林界を抜けると再び展望が、振り返ると登ってきた常念岳が 再び樹林界の中を歩き、展望の利く場所に着くとそこが2592mピークである。ここからはこれから行く蝶槍、蝶ヶ岳が目の前に見える
2592mピークから一旦下りきり、再び登りきると蝶槍に着く 蝶槍から更に進むと紅葉で一部赤くなった稜線を
三角点のある26664mピークから蝶槍、常念岳をバックに記念写真を、ピークから少し下ると分岐があり横尾へと下ることが出来る。眼下には槍沢や梓川が見える 分岐から少し歩くと蝶ヶ岳ヒュッテに到着する。ヒュッテの直ぐ裏手にはテン場がある。蝶ヶ岳側からヒュッテを、後ろには蝶槍や常念岳が

蝶ヶ岳山頂から見た景色。左側から槍が岳、水晶岳、野口五郎岳、大天井岳、常念岳、前常念岳が

蝶ヶ岳ヒュッテのテン場から三股への分岐があり常念岳を時々木々の隙間から見ながら下山する

蝶沢までは急な下りとなりその後しばらく緩やかな下りとなるが、三股近くの水場「力水」付近まで再び急な下りとなる

本沢に架かる橋を渡ると三股は近い

少し薄暗くなり、どうにか懐中電灯を利用しなくてもよい時間に下山が出来た。下山した時に目の前に熊2頭がお出迎え、記念に写真を撮ろうとカメラを出したがその間に逃げられてしまった

山で出会った花

シロヨメナ ナナカマド オオカメノキ
コミネカエデ クロマメノキ ミヤマナナカマド

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