薬師岳(2926m)  雲ノ平   GPS薬師岳登山地図の表示


登山日2006年08月04日 (金)〜06日(日) 晴れ   メンバー 私と同僚

  所要時間 (1日目)6時間45分 (2日目)10時間35分 (3日目)11時間15分 (3日間計)28時間35分

(1日目)折立駐車場11:40→13:10(昼食)13:50→14:50三角点15:0015:20標高1904m地点15:30→18:00太郎平小屋→薬師峠18:25

(2日目)薬師峠6:40→太郎平小屋7:00→7:40第1徒渉点7:50→第2徒渉点7:55→第3徒渉点8:10→8:55薬師沢小屋9:20→11:25アラスカ庭園12:15→14:05薬師沢小屋14:15→第3徒渉点15:15→第2徒渉点15:35→15:40第1徒渉点15:50→16:45太郎平小屋16:55→薬師峠17:15

(3日目)薬師峠5:00→薬師平5:35→薬師山荘6:25→避難小屋7:05→7:25薬師岳7:45→8:30薬師山荘8:40→9:10薬師平9:20→9:50薬師峠12:05→太郎平小屋12:25→14:30三角点14:40→16:00折立16:10→駐車場16:15

(大阪府寝屋川市から奈良市経由、京滋バイパス・名神利用) 往路 6時間30分


今年の夏のアルプスは昨年登った北ノ俣岳、黒部五郎岳から見えていた薬師岳と雲ノ平である。昨年同様今年もテント担いでの登山。メンバーは昨年の私を含んで3人と新たに1人が加わっての4人での登山である。


折立の駐車場から薬師に向け出発。出発して1時間ほど歩いてからコンロで湯を沸かし少し遅い昼食を

折立から急勾配の登山道を登り展望の開ける場所に出ると三角点に到着する

三角点を過ぎると少し緩やかな木道などで整備された登山道が続く

いくつかの小ピークを越えると太郎平が見え、左手には薬師岳が見える。登山道の周りには色々な花が咲き乱れている

太郎平ではチングルマが満開

太郎平小屋に到着。小屋の前の広場には宿泊している登山者の姿で満員。売店で冷たい飲み物を喉に通す
太郎平小屋の広場で休憩した後、今日の最終目的地の薬師峠のキャンプ場目指し、最後の山歩きを 太郎平小屋から薬師岳方向に緩やかな登山道を歩くと薬師峠のテント場が見えてきた 薬師峠テント場に到着。早速空いているスペースを見つけテントを張るが平らなテントサイトが残っていなかったのでテントが傾いた状態である
夜中、テントサイトから空を見上げると満天の星、天の川もきれいにはっきりと見えていました

翌日はテントを置いたまま、雲ノ平に向け出発する

 

真っ黒なテントサイトの中で我々のテント付近だけが明るく賑やかに 前日までのサイトは傾いていたのでより平らなテントサイトに移動
薬師峠から太郎平への木道、前方の小高い丘を越えると太郎平小屋が

木道を歩いていると左手(東)方向に槍ヶ岳の姿が

今日はとても良い天気である。他の登山者は我々がこれから行こうとする雲ノ平方面をジーと見つめている

太郎平から雲ノ平方面を背景に記念写真

太郎平は前日夕方の混雑は何処へ、今は時間的にのんびりしすぎたのか、広場には我々以外誰もいない
真っ白な雪渓を横断し、雲ノ平方面に進む。上部には北の俣岳付近の雪渓が 雲ノ平へは最初の沢のある第1徒渉点まで一気に下り、その後も薬師沢まで徐々に下っている道である
最初の第1徒渉場所には大勢の登山者が休息 整備された木道の登山道が続く 木道で整備された登山道を薬師沢に向かって徐々に下っていく

このような沢を薬師沢の小屋までに3度渡る

歩いていると色々な花を見ることが出来る

カベッケが原

カベッケが原

薬師沢小屋。直ぐ横には薬師沢に架かる釣り橋が

釣り橋を渡ると、今度は釣り橋の下に階段を使って下る

薬師沢の水はとても綺麗な色をしている。水に手をつけると氷水のように冷たく気持ちが良い

薬師沢。これを下っていけば露天風呂のある高天原へ行くことが出来る
薬師沢を渡ると一気に登る急な道が続く。 急激な登山道の途中から今日出発した太郎平の小屋が、稜線の上に見える 大きな岩がゴロゴロしていた急な登山道を登りきると木道の道が続く

アラスカ庭園に到着。後方には祖父岳、鷲羽岳が

アラスカ庭園から明日登る薬師岳の姿が

アラスカ庭園。時間的アラスカ庭園より先の雲ノ平中心部の雲ノ平山荘や祖母岳に進むには無理があるので引き返すことに

薬師沢に戻ってきた。沢沿いに登っていた人がいた。話をすると高天原から来たとのこと 再び薬師沢小屋からカベッケが原へ 第1徒渉にやっと到着。ここからは急な登りが続く
ニッコウキスゲが咲いている先には明日登る薬師岳が 再び太郎平小屋前の広場に戻ってきた。昨日同様、夕方近くなっていたので、夕食までの時間を、山小屋の外でくつろぐ姿が
月が出てきたが、まだ空は青い、日が落ちてからも青い空がいつまでも 薬師峠キャンプ場に設けられているトイレ 薬師峠キャンプ場の水場。とても冷たい水である
京は最後の3日目。薬師岳に登る計画である。早速薬師岳を目指し歩く 薬師峠から薬師平に向かうと雪渓が

薬師平から鋭く尖った槍の姿が

チングルマが咲き乱れる登山道から薬師岳の尾根を 大分周りが明るくなってきた。山の上からの御来光を思っていたが
尾根に上がりきる箇所には、大きな雪渓が。朝日も射し始めてきた 徐々に日が昇ってきた。山頂や尾根からの御来光を見ることは出来ない 尾根に向かって登っていると東の山から太陽が登ってきた

振り返ると槍ヶ岳、穂高岳が

真っ青な空、今日も良い天気である

薬師岳山荘に到着

薬師岳山荘から黒部五郎岳方面を望む
黒部五郎岳、槍、穂高連峰の山々をバックに記念写真を 薬師岳山荘でしばらく休憩。写真には写っていないが、白山がはっきりと見えている
雪が多く残っている白山も見えているが、写真には・・・

尾根沿いのガレ道を、薬師岳山頂に向かって歩く

振り帰ると北ノ俣岳から黒部五郎岳、三俣蓮華岳が、その先には北アルプスの定番、槍ヶ岳と穂高連峰が
避難小屋に到着。ここまで来ると薬師岳の山頂は目前である

薬師岳の山頂に到着。山頂には多くの登山者が

薬師岳の山頂から針ノ木岳、鳥帽子岳、野口五郎岳、水晶岳などが見えている東方面を
薬師岳の山頂から北薬師岳、後立山方面を

薬師岳で今回一緒に登った仲間が揃って記念撮影

薬師岳山頂

薬師岳山頂から登ってきた薬師岳小屋方面を望む
薬師岳山頂から北薬師岳を、その先には立山方面の山が どんどんと登山者が登ってこられる。人気の山であることが分かる

避難小屋付近からみた稜線

稜線から、槍ヶ岳、北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳が
稜線から、黒部五郎岳の奥に笠ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山が
薬師岳の山頂から下ってくると薬師岳山荘が見えてきた。黒部五郎岳を見ながらの下山である

稜線から見た北ノ俣岳と黒部五郎岳

薬師平

薬師平からは槍ヶ岳や穂高方面が良く見える 昨日、行った雲ノ平が、その先には槍の姿が
我々と同じキャンプ場にテントを設営している若者達が、先を歩く。話を聞くと7日間のテント生活らしい。何処まで行くのだろう? テント場の薬師峠に到着。早い目の昼食を取り、下山するためテントの整理をする テントを撤収し、折立に向かって下山することに、今日は休日前で無いのでテントサイトに少し余裕がありそうである
太郎平小屋に寄ると大勢の方が既に休息している。昼になっているので、到着した人やこれから下山する人たちで賑わっているのだろう 太郎平から三角点に向かって歩いていくと折立側から、どんどんと登山者が登ってくる。太郎平小屋に宿泊される方々であろう

三角点に到着。ここでも多くの方が休憩中。その中に17名のツアーでの団体さんが、話を聞くと20人用の部屋に一般宿泊者3名と泊まるとのこと

ツアーだと混んでいても詰め込みは無いようだ

帰りは、神岡の温泉に寄る予定であったが、ガソリンが少し減っているので、GSを探すが、休日で閉まっている。何軒か周ってやっと給油することが出来た。以前に来た時も夜間給油できるGSが無く、高山市内から下呂まで走ったことがある。予定していた温泉に寄るには引き返す必要がある

GSで聞くと、帰り道にも数箇所あることを教えていただき、その内の飛騨古川桃源郷温泉「ぬく森の湯すぱ〜ふる」に寄る

折立にやっと到着

折立にある野営場。前回来た時は熊に注意の大きな看板があったが

薬師岳・雲ノ平の山で出会った花と蝶

アカモノ

ギボウシ

タカネニガナ

サトキマダラヒカゲ

ゴゼンタチバナ

ミヤマママコナ

タカネニガナ

ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)

チングルマ

キンコウカ

イワカガミ

チングルマ

ネバリノギラン

イワイチョウ

コイワカガミ

ヤマハハコ ミヤマキオンボウゲ ショウジョバカマ
キヌガサソウ ハクサンイチゲ ミヤマキンボウゲ
セリの仲間 モミジカラマツ ミヤマダイモンジソウ
サトキマダラヒカゲ ミズバショウ ツマトリソウ
ハクサンチドリ コウモリソウの仲間 オオバミゾホオズキ
メタカラコウ アカモノ ムシトリスミレ
ミヤマキンボウケ タチカメバソウ イワイチョウ
ミヤマリンドウ ミヤマコウゾリナ エゾシオガマ
ウラジロダテ ウサギキク オオヒョウタンボク
アオノツガザクラ シナオキンバイ ハクサンイチゲ
イワツメクサ ミヤマリンドウ タテヤマリンドウ
タカネニガナ クロヒカゲ ヒメキマダラヒカゲ

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