黒部五郎岳(2840m)北ノ俣岳(2662m)     黒部五郎岳登山地図の表示


登山日 2005年08月05日 (金)から2005年08月06日 (土)の2日間   メンバー 私と同僚

(1日目)08月05日 (金) 晴れ時々曇り    所要時間 7時間45分

飛越トンネル手前登山口駐車場6:00→打保出合8:15→寺地山9:45→11:10避北ノ俣避難小屋11:20→テント13:45

(2日目)08月05日 (土) 晴れのち雨    所要時間 12時間05分

テント4:50太郎平分岐5:05→北ノ俣岳5:15→赤木岳5:45→中俣乗越6:10→黒部五郎岳の肩7:55→8:10黒部五郎岳8:35→黒部五郎岳の肩8:40→→赤木岳10:20→北ノ俣岳10:50→太郎平出合11:00→11:15テント設営場所11:55→12:55北ノ俣避難小屋13:15→寺地山14:05→打保分岐15:10→遠見尾根出合16:40→登山口駐車場16:55

  2日間計 所要時間19時間50分

(大阪府寝屋川市から) 往路 5時間30分 帰路 7時間10分(入浴含む)


今年の夏のアルプスは、北アルプスの薬師岳か黒部五郎岳を登ろうと同僚と計画し飛越トンネルに向けて出発。私の自宅(寝屋川市)を20時前に出発、途中四條畷市に住んでいる同僚を乗せ、続いて京都府精華町の同僚を乗せ、木津のアルプラザで食料品を調達し、京滋バイパス、名神自動車道、東海北陸自動車道と走り清見ICで下車、高速道路代は深夜割引が適用されたので4100円と格安で走ることが出来た

1時過ぎに飛越トンネルに到着。既にトンネル手前の登山口駐車場には多くの車が停まっている。我々はトンネルを抜けた有峰林道東谷連絡所ゲート手前の空地にテントを設営し5時ごろまで仮眠。ゲートの開門は6時で林道使用料は1800円と高いが、有峰湖周辺からら北側の立山側亀谷連絡所までととても長い林道なので値打はある。テントを設営した場所から1分ほど歩くとゲートに。ゲートは6時前なので管理人は居たが閉門状態、閉門しているゲートを越えた所にあるトイレを借り再びテント設営場所まで戻り、テントを片付けて登山口へ移動する6時前に再びトンネル手前の登山口駐車場に車を移動し、登山を開始する。

登山口駐車場にはトイレが無いが、我々が設営した東谷連絡所にはきれいなトイレが完備されている。またトイレ前には大駐車場があるが、ゲートで夜間は閉鎖されているため車は入ることは出来ない。


飛越トンネル手前の登山口にある駐車場

登山口から少し上がりトンネル上部付近に来た時、振り返ると下に駐車場が

有峰湖展望と書かれた標識があるが、霞んでいたのか有峰湖を見ることが出来なかった

登山道はしっかりとしているが、ぬかるんでいるので、とても滑りやすい

小さな凹凸の登山道を歩くと、寺地山(1996m)に到着する。寺地山の山頂からは眺望が利かない。寺地山から更に凹凸の登山道を進むと避難小屋へと行ける

北ノ俣避難小屋に到着。小屋は写真位置から右に少しだけ木道を下るとある。小屋には水場やトイレがある。我々はここで、空いたペットボトルに水を詰め、再び登る事にする

避難小屋のある場所からは木道の登山道となる。木道の周りには色々なきれいな花が咲き乱れている。木道は歩きやすいが、木道を過ぎると重いザックを持って歩くには少し歩きにくい登山道となる

木道を過ぎると少しキツイ登山道になるが周囲の花が美しく、疲れを忘れさせてくれる。しかし足の方は相当疲れだしあまり歩ける状態ではなくなる。この先太郎兵衛平まで元気な状態でも2時間半程かかってしまう

当初は太郎兵衛平のテン場まで行き、薬師岳か黒部五郎岳へと考えていたが仲間の足の疲労がひどく体力的と時間的に向かうのが辛く、また雲が張り出してきたのもあり途中でテントを張りビバーク

テントを設営した後方には北ノ俣岳の姿が、テントを張り終えると空が回復。テントを設営後時間的に少し早かったので元気だった同僚の一人は太郎平方面と北ノ俣岳へ散歩に出かける。とても元気である。疲れきった私と同僚1人ははのんびりとテント付近で休息

テントを設営したすぐ後ろには北ノ俣岳の山頂が、ここからだと薬師は困難なので明日は黒部五郎岳に行くことに決める

夜は遠く東の方では何度も稲光が、しかし雷の音は聞こえない。相当遠くでの稲光のようだ。上を見上げると満天の星空である

翌朝早くに登山を開始。太郎平出合に登りつくと槍ヶ岳。穂高連峰など北アルプスの山々が良く見える

北ノ俣岳の奥には目的の黒部五郎岳の姿が

翌日、テントをたたみサブザックで黒部五郎岳に向けて出発する。太郎山の先には今回の当初の登山予定だった薬師岳の姿が、その左奥には剱岳などの立山の山が見えている

東側に見える野口五郎岳、水晶岳、祖父岳側から朝日が登り始める

少し明るくなってくると雲海がきれいに見え始める。雲海の先には薬師岳が

北ノ俣岳の山頂
雲ノ平方面を見るが逆光のため、はっきりとは景色を見ることが出来なかった

赤木岳(2622m)にて、雲海が出てきてすばらしい景色を見せてくれる

笠ヶ岳をバックに中俣乗越で記念撮影

中俣乗越を下る。下りきると今度は黒部五郎岳に向かって再び登ることになる

目の前に黒部五郎岳が
北ノ俣岳を振り返る

歩いてきた稜線を振り返る。中央奥に薬師岳が、そして右側には雲ノ平が

黒部五郎岳の肩までは小さな石がゴロゴロした登山道を登っていく。後方は北の俣岳方面

黒部五郎岳の肩に到着。後ろは黒部五郎岳の山頂
黒部五郎岳の肩より五郎のカールが鋭く切り立っている。右奥には黒部五郎小舎、その先には三俣蓮華岳が
黒部五郎岳山頂から五郎のカールを、その先には憧れの雲ノ平が、更に奥には祖父岳が
黒部五郎岳山頂から

黒部五郎岳山頂から笠ヶ岳を

黒部五郎岳 黒部五郎岳
再び同じ道を戻り、中俣乗越付近から薬師岳を望む
コバイケイソウの群生の先には北ノ俣岳への稜線が 稜線沿いの登山道横には雪渓があちこちに
テント設営場所で昼食後、テントを撤収し、下山を始める。再び登ってきた同じ道を下る。前日の足の疲労のためか同僚は下りになると足がつり、足を引きずりながらの下山となる 北ノ俣避難小屋。北ノ俣避難小屋の直ぐ傍には冷たい水が流れ出している。行きにも寄りここで給水、下山時にも給水しお土産に美味しい水を持ち帰る。 ワタスゲの咲く登山道を下山し駐車場を目指す。この後、雷雨が激しくなってきたが、樹林界に入ったため雨具を着なくても下山することが出来た。下山が終わった時には3人とも完全に足が・・・。今回の登山は1日の歩行時間が長すぎた。出来れば2泊3日での登山とし2日目を距離が長くなっても高低差の少ない稜線歩きとすべきであった

山で出会った花

ゴゼンタチナナ

アカモノ

ツルアリドオシ

ニッコウキスゲ

イワイチョウ

エゾシオガマ

ミヤマアキノキリンソウ

ミヤマママコナ

ゴゼンタチバナ

イワイチョウ

チングルマ

タカネニガナ キオン イワイチョウ

ミヤマホツツジ

ミヤマダイコンソウ

チングルマ

セリ

エゾシオガマ

イワカガミ

ハクサンイチゲ ハクサンイチゲの群生 ヨツバシオガマ
タテヤマリンドウ ミヤマホツツジ コバイケイソウ
モミジカラマツ チシマギキョウ ギンリョウソウ

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