綿向山(1110m)   水無山(991m)  竜王山(826m)  メンバー 私     地図の表示 実際歩いたルート図


登山日 2004年01月12日 (月) 晴れ    所要時間 6時間30分 

御幸橋駐車場8:35→水木野登山口8:50→11:00水無山11:10→水無北尾根道分岐11:25→12:10綿向山12:45→雨乞岳分岐13:00→鉄塔13:55→14:10竜王山14:20→竜王山登山口14:40→御幸橋駐車場15:05

(大阪寝屋川から) 往路 1時間30分  帰路 1時間50分


今日は外を見ると良い天気である。前回は三峰山へ樹氷を見に行って失敗したが前日は寒波が来ていたので雪はあると思い、早く起きれば岡山県と兵庫県との県境の後山、出発が遅れたら滋賀県の綿向山へ行こうと前日に決めていた。結局自宅を出発出来たのが7時だったので綿向山に向け名神自動車道を使って竜王ICで下車。国道477号を走り音羽で左折し西明寺まで車を走らせ、御幸橋横の駐車場に車を停める。駐車場は他にもこのまま水木野登山口に進んだ所、竜王山登山口の近くと、その奥の奥の平の4箇所に駐車場が完備されている。いずれも無料の駐車場である。バス停付近の案内図には「霧氷の尾根は夢世界」と書かれている。この綿向山も樹氷で有名なようである。

国道477号の音羽側から見た綿向山。右に水無山、左に竜王山が。今回の綿向山を4日後にリンクをしているk2さんが訪れている。たった4日の差であるがその間に新たな積雪があり、異なった雪景色を見せてくれている。

この違いを見比べると、雪山の恐ろしさを感じてしまう。結局k2さんは深雪のため綿向山を断念され、竜王山への計画変更をされている。私も今シーズン深雪のため既に2度の途中撤退(うち1回はk2さんと武奈ヶ岳にて)している。雪山(深雪)は特に足の負担が大きく、天候にも大きく左右されるので無理をしない登山が必要である。  k2さんの竜王山のページ


西明寺口バス停を右折すると直ぐに西明寺川が流れ御幸橋が架かっている。20台ほど停めることのできる駐車場は橋を越えた左手にある。車は私の車だけ

駐車場から直ぐに林道に出、砂利の道を歩くと表参道登山口の標識があり次の駐車場がある。ここにも車は1台だけ止まっていた

車止めを越えると西明寺川荒廃砂防ダムが現れる。登山口から雪が見られたので雪は十分あるだろうと期待して登山を開始する。

砂防ダムを左手に見ながら接触変質地帯を通り過ぎるとヒミズ谷出合小屋があり、直進すると表参道とヒミズ谷道のコースに、右手に水無北尾根道ある。

メインの表参道側には足跡があったが、私は水無北尾根道を歩く。

この辺りまでは登山道を歩いていたがこの先雪が多く、登山道から逸れてしまい水無北尾根道とヒミズ谷道の間辺りを歩く。

右手前方を見上げると竜王・綿向縦走コースの尾根辺りは白く樹氷が出来ている。スパッツを忘れてきたので、その後雪が登山靴に入り込み、登山靴の中は水だらけ

 

登山道が判らず、今度は尾根側に進むと標識に出会った。しかし20mほど進むと積雪のため登山道が判らず歩きやすいコースを選びながら進んでいく。

積雪量が多く、踏み跡がないためラッセルしながらの登山。これが後で足の疲れを招く。

やっと尾根に出てきたが、テープ等の表示が何処にも見当たらない。

周りの木々を見るととてもすばらしい樹氷が出来ている

写真のように膝まで潜る積雪で、何度も途中で諦めようと思ったが天気がよく綿向山はだめでも、水無山だけは登っておこうと疲れた足で前進する

やっと標識に出合う。看板の表に回って見ると、「この先行き止まり 道はまったくありません 引き返してください」と書かれている。やはり登ってきたコースは登山道ではなかったことが分かる。雪山だから登れたコースである。

水無山の樹氷

水無山南峰(985m)。途中はガレ場となっている

水無山の山頂から見た綿向山は真っ白である

水無山の山頂からは視界が望めないが、少しだけ移動すると視界は良好である。

綿向山

水無山から見た鎌ヶ岳

水無山から見た伊吹山、その右手奥には能郷白山が

水無山を下山し綿向山へ向かうと北尾根コースの分岐の標識であった。本来はここに到着して水無山へ登るのであったのだが・・・。初めてここで単独の登山者と出遭う。話をしてみるとこの方も道が判らなかったとのことでやっとここに出ることが出来たらしい。

綿向山の山頂は目の前であるが、なかなか前進することが出来ない。切り立った尾根の切れ目は積雪が無いのでそこを歩くことにする。

足元を見ると絶壁である。しかし雪が無いのでとても歩きやすい

目の前の木々を見ると樹氷がまるで桜のようである

右下を見ると水無山との切れ目の谷が眼下に、この後再び雪の上を歩くが、なかなか上に上がれない。相当足の疲れもあるようである

やっと綿向山の山頂に到着。山頂には多くの登山者が、ほとんどの方が表参道からの登山者である。この日表参道以外のコースから登ってきた人は北尾根側から私を含め2人、竜王山から1人、熊野神社側の水無谷から1人のようである

山頂にいた人に記念に青年の塔の前で写真を撮っていただく

綿向山の山頂から見た雨乞岳、右手に竜ヶ岳が

綿向山の山頂から見た雄大な雨乞岳、左手に御在所岳横の国見岳から水晶岳の稜線、右手に竜ヶ岳が、とてもすばらしい景色である

綿向山山頂の樹氷越しに見た御在所岳。雲ひとつ無い快晴で遠く、北アルプスまで一望できる。苦労して登ってきた甲斐があった

見事な樹氷である

左の写真をズームで

さらにズームで樹氷を

綿向山より、遠く御嶽山を望む。

御嶽山の北側には乗鞍岳が、さらに北側(左側)には穂高連峰が望める

さらに北側を見ると笠が岳が、左側には双六岳が。これほど北アルプスがはっきりと見えるのは珍しいのでは。

このすばらしい景色を見ていると苦労して登ってきた甲斐があった

御嶽山

綿向山の山頂には大嵩神社があり鳥居や祠が

綿向山から雨乞岳に向かう登山道。こちらは足跡が無かった

雨乞岳への分岐点から見た近江のまち

竜王山へ歩き出すが、振り返ると青空に真っ白な樹氷が

雨乞岳分岐点から見た伊吹山

遠くに真っ白な白山が

雨乞岳分岐点から竜王山へ歩くと目の前には比良の山が、こちらも山頂付近は真っ白である

竜王山、綿向山縦走コースはこのような標識もあり、尾根を歩くので迷うことはない

竜王山綿向山縦走コースを歩くと途中に伊勢へ電気を送っている大きな送電線の鉄塔が立っている

竜王山から見た綿向山

竜王山の山頂

竜王山山頂横から直ぐに西明寺へ下る階段がある

下り、林道に出ると竜王山登山口の標識があり、登山届用紙が置かれている

竜王山登山口からはアスファルトの道路となり登山口付近に10台程度停めれる駐車場がある。

段々畑の景色を見ながら車を停めた御幸橋までのんびりと歩いて帰る。

途中には水場や休憩できる空地もあり、とても設備の整った山である。


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